2009年11月アーカイブ

はじめに

今日与えられましたテーマはお釈迦さまのご生涯についてお話させていただきます、と、このようでございます。

お釈迦様は仏教を始められた方だということは皆様ご存知のことだと思います。皆様がお参りになる本堂の欄間にある彫刻は、お釈迦さまのご生涯の場面場面を彫刻にしたものなのです。これを元にお話させて頂こうと思っています。

われわれはお釈迦さまとお呼びしているわけですが、前置きとして「お釈迦さま」という名前について少しお話させてもらいます。お釈迦様というのは人の名前だと思ってらっしゃる方が多いと思うのですが、実は人の名前ではなくてですね。お釈迦様が所属していた部族の名前が釈迦族と申しまして、釈迦族から出た尊い方、ということでお釈迦様とお呼びしているのです。

では本人のお名前は何と言ったかといえば、ゴータマ・シッダッタということになっています。ゴータマというのは大体、日本でいう苗字にあたりまして、ゴというのは牛という意味なんですね。英語の最上級にあたるのがタマ。ですから、牛の最も優れたもの、という意味になるかと思います。インドでは牛は神聖な動物です。インドでマクドナルドができたとき牛肉を使うから暴動が起こったという有名な話もあるくらいですからね。

シッダッタというのは、ある目的を成就した、成し遂げたという意味でありまして、お釈迦様がお悟りを開いて多くの人々を救うという目的を成し遂げたということでしょう。

また、お釈迦様のことをよくブッダとお呼びする場合もありますね。ブッダというのは固有名詞ではないのですが、この名前の意味については後でお話したいと思います。

釈尊という呼び方もありますね。釈迦族の尊い方、ということでよばれているのではないかと思います。異なる説もあるわけですが。

過去世

さて、お釈迦様の生涯というと、おぎゃあと生まれる、あるいはお母様のおなかの中に宿ったところから始めるというのが普通でございますね。ただですね、インドの場合はですね、そこからスタートでは無いんですね。

インドではご存知のように、輪廻転生という考えがありまして、人間というのは次々に生まれ変わるという考え方だったのです。こういう考えからすれば、生涯というのは、お母様のお腹に宿る前の過去世に何かであった、というところから始まるのです。

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こちらのご本堂の彫刻では、寝ているお母様のお腹に入ってくる前、お釈迦様の過去世にこういうことがあった、というところから始まっています。これはおそらく、これからインドで生まれて悟りを開いた人間になるよ、ということを過去の仏様から予言されている状況だと思います。

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